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シリーズ「差別・芸能・文学」夏期講座・土佐編2

絵金とは「絵師=金蔵」の通称で、
本名は弘瀬金蔵。文化九年(一八一二)高知城下に生まれました。幼い頃から画才に秀でていた絵金は、江戸に上って狩野派に入門し、ほどなく土佐藩のお抱え絵師となったものの、贋作のかどで城下を追放されます。そんな絵金を受け入れ、町絵師としての才能を開花させた地こそ〝香南の商都〟赤岡でした。赤岡はまた芸能民・職能民の町でもありました。酒蔵をアトリエに次々と描き出すその芝居絵は、庶民たちに熱狂的に迎えられてゆきます。今でも赤岡やいくつかの神社の夏祭りでは、年に一度だけ絵金屏風絵が出され、蝋燭や提灯のゆらめく中、人々を妖かしの世界へと誘うのです。

本講座では、
絵金芝居絵の独創的な表現方法、絵金が活躍した赤岡の歴史と文化、また古い様式(「台提灯」)で芝居絵を掲げる朝倉神社など、多面的に異端絵師金蔵とその作品世界の魅力を探ってゆきます。

講座の仕上げは、
現地での絵金体験フィールドワーク。高知市西郊の朝倉神社の夏祭りでは、参道に組まれた絵金屏風絵の「台提灯」を次々にくぐります。%E6%9C%9D%E5%80%89%E7%A5%9E%E7%A4%BEmini.jpg
美術館での「鑑賞」とはまるで違うその「体験」から、さて何が見えてくるでしょうか。高知市から東に二五キロの赤岡では、絵金ゆかりの古い町並みを歩き、「絵金蔵」を訪ねます。また一昨年復興した芝居小屋「弁天座」では、浄瑠璃をはじめ、寺小屋ならではのプログラムを用意しています。赤岡探訪で、あなたの絵金体験はさらに深く、さらに濃いものとなるでしょう。

講座内容詳細
講師 山本ひろ子(和光大学表現学部教授)
第1回 7月4日(土)「謎の絵師絵金とその作品へのいざない」
第2回 7月11日(土)「絵金の芝居屏風絵を〈読む〉」
第3回 7月18日(土)「赤岡の歴史と文化を探る」
会場 新百合21ホール 地下2階研修室
時間 14:30~17:00
受講料 2,000円(各回)

現地見学会 7月24日(金)~26日(日)「朝倉神社の夏祭り見学と赤岡散策」

お申し込み・お問い合わせ
成城寺小屋講座
電話/FAX 044-932-8687
E-mail staff@fieldworks-japan.com

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