- 2008年08月31日 (日)
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祝島への神楽見学を控え、また出羽三山への登拝報告も兼ねて、8月10日(日)に土曜会を開催しました。この日のメインの報告は、浅見克彦先生による「脱臼するコスモス」、そして挽地康彦先生による「伊豆諸島における物忌みのアレゴリー」。今回も和光大学の〈島〉プロジェクト「島と想像力とコスモロジー」との合同報告会です。
前回の土曜会(7月26日開催)で時間が足りなく充分にお話しいただけなかった、浅見克彦先生のご報告「脱臼するコスモス」を最初に伺いました。中間的な〈境界〉領域、異世界に通じる〈境〉〈裂け目〉が問題にあがり、議論は島の呼称に見られる〝青〟の問題、「青(ワウ・オフ・アフ)の世界」にも展開。山本ひろ子先生からは、裂け目や境という言葉では掴み取れないものとしてのアオの世界、「黄泉の国の〈黄〉にも通じるような、ぼーっとした薄明」の〈青〉の世界とそこから連想されるものについてコメントを頂きました。
続く挽地康彦先生の「伊豆諸島における物忌みのアレゴリー」は、物忌信仰が新年儀礼の性格を持つことや、忌籠りは島々を巡る神霊を忌んでのものか島を徘徊する亡霊を忌むのかという疑問に着目してのご報告となりました。
休憩をはさんで後半は、今後の寺小屋のスケジュールに関連して、山本ひろ子先生より、祝島神舞(山口県)について紹介と資料講読を行って頂きました。この祝島から船で35分の上関は古来より海洋交通の要所として栄えた地で、神舞には荒平型の鬼が登場することなど、これまで寺小屋講座で扱ってきたいくつかのテーマ―水軍や海賊、荒平など―とも繋がってくる事を改めて知りました。
次いで小山和行先生からは海神祭りについてのレクチャーと、9月~10月に行われる「沖縄ドキュメンタリー映画祭」について紹介して頂きました。
最後は出羽三山登拝の報告と今後のスケジュールをお知らせして、約3時間に渡る報告会は終了しました。
場所を移しての懇親会には、三山登拝でお世話になった星野先達からこの日の懇親会に合わせて届いた〝だだちゃ豆〟をメインに、茶碗蒸し、胡麻和え、羽黒蕎麦…と、(星野先達の奥様に教わった)手向の宿坊料理が並びました。
沖縄ドキュメンタリー映画祭(主催:法政大学沖縄文化研究所)についてはこちらをご参照ください
http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/top/top-index.html

