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【ご近所のお祭りに足を運んでみました】
08年2月3日に喜多見氷川神社「節分鬼やらい」見学会を行いました!

窓の外は雪景色
se080203_a.jpgその日は手も悴む冷たい雪の日。前日までは、粉雪さえちらつかなかったのに。・・・・・・もしや行事は中止では?との思いすら抱きつつ向かったのは、世田谷区喜多見の氷川神社。

天平年間の創建と伝える由緒あるこの神社で行われる「節分鬼やらい」を見に行ってきました。


たまには近くの儀礼を見学に。
se080203_c.jpg豆撒きの様子「文化を旅する、学び舎」を謳う、成城寺小屋講座では、各地の儀礼や祭りにも積極的に出かけます。

今回の喜多見氷川神社の「節分鬼やらい」では、「鬼問答」と「大黒舞」が行なわれるというので、興味津々、総勢9名で向かいました。

se080203_d.jpg豆撒き。わいわいと皆さんキャッチします(落ちたのは雪まみれだから拾わない)悪天候にも関わらず、傘をさした人々で境内は黒山の賑わい。あっちこっちで配られる豆をせがむ人々が見受けられます。家族での参加も多く、子と親による「寒い~」「もう少しだから」「帰りたい~」「我慢しなさい」という大変ほほ笑ましい(?)問答が、あちらこちらで発生しておりました。

さて肝心の「節分鬼やらい」ですが、社務所では桃の枝や甘酒が参拝者に振舞われ、午前10時過ぎ、積もった雪が拝殿の屋根から音をたてて落ちる中、祭典が始まりました。

祭典が終わると、拝殿周辺に集まった人々に豆が配られ、豆の撒き方について宮司さんから説明があった後、いよいよ、鬼の登場です。

赤、青、白、黒の鬼が手にした鹿杖で威嚇しながら、宮司と問答をし、最後はスルメを受取って退散。
続いて、恵比寿・大国がひとしきり舞を舞い、参拝者に宝(小銭や豆)を撒いて、節分鬼やらいは終了しました。

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鬼が登場。分かりにくいですが、3匹おります。
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鬼がスルメをもらって喜んでいます。頭に乗っけたりします。
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鬼が去った後には、福がやってきます。
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階段を下りてきて接近大サービス。
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「はーい、釣りをしますよ~」
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「鯛が釣れました~めでたいめでたい」
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おなじみ恵比寿様です。
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恵比寿様たちが餅をまくので辺りは大混乱。「(落ちてくる雪が)危ないから下がってー!」という消防団の声が空しく響く。

 
見学会の後は・・・
見学会の後は、蕎麦と熱燗でしばしあたたまり、(ほろ酔い加減の中)での勉強会。
 
氷川神社の由来や、節分鬼やらいで行われる芸能・神楽の変遷などについて民俗調査報告書で確認し、さらに鬼の芸能に焦点をあてて、関東地方の節分の鬼の芸能や、花祭りの鬼、国東の修正鬼会などについて、論文や映像を参照しました。

儀礼における〝問答〟の問題や、各地に残る、魅力的な鬼の芸能などについて考え、さらに〝江戸の里神楽〟の芸の一端に触れることも出来た、成城寺小屋講座の「節分会」でした。


今回の勉強会で使用した主な資料

  • 世田谷区民俗調査団『喜多見 世田谷区民俗調査第三次報告』(世田谷区教育委員会)
  • 本田安次『東京都民俗芸能誌・上』(錦正社)
  • 『フォークロア1 春来る鬼』(本阿弥書店)
  • 『自然と文化52 東アジアの追儺「鬼やらい」』(日本ナショナルトラスト)

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